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お茶の種類
- 不発酵茶
- ◇ 蒸し製
- 煎茶
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日本茶の消費量のうちおよそ70%を占める煎茶は、緑茶を代表するお茶です。摘んだ茶葉をすぐに蒸して発酵を止め、揉んで仕上げる製法は、江戸中期、永谷宗円が京都の宇治で考案したものです。
- 普通煎茶
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深蒸し煎茶より、茶葉の蒸し時間が短い普通煎茶。蒸し時間は30秒ほど。茶葉の香りを重視して作られます。葉は細かい針状でツヤがあり、濃緑色がよいとされています。
- 深蒸し煎茶
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茶葉の蒸し時間が長めで、やや粉っぽい形状。蒸し時間は1~2分ほど。長く蒸す事で苦みが抑えられたまろやかな味わいと鮮緑色が特徴。飲みやすいと人気です。
- 茎茶
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茎の部分のみを集めたのが茎茶です。仕上げの工程で選別された茎が茎茶になります。すっきりとした香りとさっぱりとした味わいが特徴。全体的にテアニンの含有量が多い。
- 芽茶
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玉のように丸々とした小さな茶葉が特徴。仕上げの工程で選別された小さくて丸い粒状のお茶です。味は旨みを多く含み、香味が濃く出るのが特徴。低温でじっくり、または高温でさっと淹れると、その風味が生きてきます。
- 粉茶
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仕上げの工程で選別された粉の部分を集めたお茶。きりりとした渋みもあり、短時間で濃い緑色の水色が出ます。味わいはあっさりめ。お寿司屋のあがりなどにも使われています。
- 玉露
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高級茶の代表として知られる「玉露」。普通煎茶と同じ製法で作られていますが、大きな違いはその栽培方法。玉露は、よしず棚や簾で茶園に覆いをし、直射日光を遮った薄暗い環境(覆下園)で栽培されます。こうすることで、渋み成分のカテキンが増えるのを抑え、旨味成分のテアニンが減るのを防ぎ、旨味や甘みの強い、おいしいお茶になります。通常、20日以上覆いをかけたものを「玉露」と呼びます。
- かぶせ茶
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玉露と同じく直射日光を遮っての栽培になります。違う点は2つ。1つ目は茶樹に直接、黒い覆いをする方法。2つ目は覆いの期間が玉露よりも短め。玉露と煎茶の中間のような風味。
- 碾茶
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お抹茶の原料になる碾茶。良質な碾茶は玉露と同様に、覆いで日光を遮って育てられた、旨味たっぷりの茶葉を蒸して乾燥させ、葉脈を取り除いて作られます。
- 抹茶
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碾茶を石臼等で挽いて粉末状にし、ふるいにかけたものがお抹茶になります。鮮やかな緑色に甘み・旨味・苦味を兼ね備えたお茶といえます。粒子が細かくダマになりやすいので、点てる前にふるう事をお勧めします。
- 番茶
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番茶は、新芽が伸びすぎて硬くなった葉、夏の暑い時期の三番、四番茶、冬前や春先に整枝のために刈られた葉や茎からも作られたりします。一番茶と二番茶の茶期の間に摘んだ「番外の茶」から番茶となったともいわれています。
- 再加工茶
- 焙じ茶
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独特の香ばしい香りがあり、炒ることで渋みや苦みを抑えられて、カフェインやカテキンが少ないのが特徴。カフェインが少ないため胃に優しく夜に飲んでも安心のお茶です。
- 玄米茶
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「玄米茶」は、番茶や煎茶に、香ばしく炒った白米を混ぜ合わせたブレンド茶です。さっぱりとした味わいと、白米の香ばしい風味。こんがりとした香りにはリラックス効果も期待されています。
- ◇ 釜炒り製
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釜炒り茶は、生の茶葉を熱い釜の中で炒り、酸化酵素の働きを止めた後に、茶葉を揉んで釜の中で乾燥させて作ったお茶。
- 玉緑茶
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茶葉を蒸すかわりに熟した釜で炒る製法。釜香と呼ばれる香ばしい風味が特徴。
- 半発酵茶
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完全に発酵する前に止めたお茶を半発酵茶に分類され、中国茶では発酵の度合いによって呼び方が変わります。「白茶・黄茶・青茶など」
- ウーロン茶
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中国茶の中で青茶に分類され、茶葉の発酵途中に加熱することで発酵を止めたお茶になります。お茶の水色は黄褐色。
- 包種茶
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中国/台湾などで作られる半発酵茶の一種。ウーロン茶より発酵の程度は軽く、緑茶に近い風味。
- 発酵茶
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酵素による発酵が完全に進んだ後に作るお茶の事。「完全発酵茶/全発酵茶」などと呼ばれる事も。
- 紅茶
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摘み取った茶葉を乾燥させて、もみ込んで完全発酵させたお茶。英語ではblack teaとも。日本の茶葉を使用し作られた紅茶は和紅茶と呼ばれ、渋みが少なくまろやかで柔らかい風味。
- 後発酵茶
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茶葉に含まれている酵素によって発酵させるのではなく、微生物によって発酵させたお茶です。中国茶の「プーアール茶」日本では「碁石茶・阿波茶」などがこの後発酵茶。
- プーアール茶
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プーアール茶は微生物によって茶葉を発酵させる、後発酵茶。緑茶に対して黒茶とも言います。当園のプーアール茶について詳しくはコチラからどうぞ。
- 荒茶
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当園でも人気の荒茶。茶畑でとれた茶葉をそのまま加工したお茶になります。仕上げ加工を行っていない為、茎や芽・粉も全て入ったお茶。詳しくはコチラからどうぞ