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荒畑園のお茶づくり

荒畑園のお茶づくり

土へのこだわり

 荒畑園では「力のある茶樹から摘み取った肉厚で緑の濃い茶葉からこそ、旨いお茶ができる」と考え、土づくりからお茶の栽培に取り組んでいます。
土壌有効微生物菌(VS34)という天然有機肥料を施し、土中に微生物を増殖させ、土壌を豊かにし、地力をつける自然還元農法です。
土へのこだわり  このような土壌は草取りやクワ入れなどの耕作にも普通の何倍もの時間がかかりますが、手間暇を惜しまず、愛情込めて育ててきた成果として、ふっくらとした良い土になり茶樹の根にくまなく栄養が届きます。

肥料が有効にきくように土を混ぜます

肥料が有効にきくように土を混ぜます。

有機質をたっぷり含んだ有機肥料を年間6回、丁寧に散布

有機質をたっぷり含んだ有機肥料を年間6回、丁寧に散布。

 毎年四月中旬から五月の初旬頃にかけて、牧之原台地の茶畑は一段と活気づきます。新茶の季節の到来です。一年間丹誠込めた茶園の茶樹には、新芽が美しく生え揃い、それを早朝から一斉に摘み取っていきます。新芽には滋養がたっぷり含まれており、おいしさも格別です。このおいしさは大地からの贈り物と考え、私たちは土づくりを基本に、良質の茶葉を育てています。

製茶へのこだわり

 4月下旬からいよいよ新茶の刈り取りが始まります。荒茶工場では適採期をむかえた新芽が次々と運ばれてきます。新芽の新鮮さを損なわないよう、その日のうちに荒茶に仕上げます。
荒茶工場では熟練の茶師が、蒸し時間や揉み工程、乾燥までの各段階を細心の注意を払って製茶します。特に新茶は繊細なため、少しの蒸し加減の差で仕上がりが大きく違ってくるため、ここを見極め、加減するのが茶師の腕の見せどころ。荒畑園のお茶は普通煎茶の三~四倍長く茶葉を蒸す「深むし製法」でつくった「深むし茶」です。肉厚で大きな緑の葉は、長く蒸すことにより組織が分解され、タンニン(苦渋味)含量が減り、アミノ酸のテアニン(甘み)が増してまろやかなお茶に仕上がります。茶葉を細かくすることで、きれいなグリーン、まろやかな甘味と深いコクのあるお茶になります。
荒茶に仕上げたお茶は味と香り、そして鮮度を保つため、真空パックにし、温度管理した大型冷蔵庫で保存します。
仕上工場ではお客様からご注文をいただくと、その分づつ「火入れ」という再製仕上げをし、袋詰めして発送していきます。「火入れ」とは、荒茶を乾燥させながら、茎・粉・芽などを取り出し、風味を出すために火をいれる作業のことです。茶師はその日の天候や温度で仕上がりが変わる繊細な作業も長年の経験と研究をもとに、何度も味と香りを確かめながら、火入れ加減、火入れ時間など微妙な差を経験と五感で調節していきます。茶師の技が荒畑園のオリジナルの味をつくっています。

一番茶手摘み風景(4月下旬)

一番茶手摘み風景(4月下旬)。

刈り取った茶葉を蒸気で蒸します

刈り取った茶葉を蒸気で蒸します。出来上がったお茶を「味・色・香り」すべての部門で審査

出来上がったお茶を「味・色・香り」すべての部門で審査。