深むし茶のおいしい入れ方

11月 4, 2021

お茶は、同じ茶葉でも「入れ方」によって、風味がさまざまに変わる楽しい飲み物なんです。

あの人がいれたお茶は美味しいのに、自分で入れるとイマイチ…なんてことありませんか？

ぜひ、入れ方のポイントをおさえて、お茶の時間を楽しみましょう！

深むし茶をよりおいしく入れるには、網の付いた「深むし茶急須」がオススメです。茶葉が浸透しやすく目詰まりしにくいのが特徴です。

充分に沸騰させたお湯を用意します。（4～5分沸騰状態を続けるとカルキ臭が抜けます。）人数分の湯のみに、8分目まで入れ、80℃くらいに冷まします。

スプーンに軽く1杯（約7g～10g）の茶葉を急須に入れます。（2～3人分の目安、1人分は約３g）茶葉の量は、ご利用の急須やお好みで調整して下さい。

湯冷まししたお湯を急須に入れます。お湯の量を多くても7分目までがコツ！残りの３分に香りが広がり、湯のみに注がれます。

茶葉が急須の中で広がるように、ゆっくり急須をまわします。

人数分の湯のみに、少しずつ均等にまわしつぎして下さい。

最後の一滴まで注ぎ切って下さい。グリーンの水色（スイショク）が濃いほど、おいしく召し上がれます。

荒畑園の深むし茶は、まろやかな味ときれいなグリーンが特長です。深むし生一本銘茶「大地の詩」心ゆくまでご賞味下さい。

お茶を入れる時のワンポイント！

入れ方によって風味が変わるのは、お茶の成分によるもの。お湯の温度によって抽出されるお茶の成分が異なるためです。

旨味成分のアミノ酸は50度以上の低温で、渋味成分のカテキンは80度以上の高温で溶け出しやすいとされています。

渋味を抑えつつ、旨味を引き出すには70～80度のお湯で入れるのがオススメです。

ほうじ茶や玄米茶、茎茶など香りを楽しむお茶は約100度の熱湯で入れると香りが引き立ち、豊かな味わいを楽しむことができます！

市販のミネラルウォーターを使用する場合は、軟水がオススメです。表示をご確認いただき、高度が比較的ひくいものを選んで下さい。

急須のふたの向きを注ぎ口に合わせるとふたの穴から空気が入り、急須の中で茶葉の対流がおき、茶葉がよく開くためお茶の成分がしっかり出ます。

一煎目を入れ終わったら、急須のふたを開けて急須の中の熱を逃しましょう。

ふたをしたままでは、中の茶葉が蒸れすぎて二煎目のおいしさが半減してしまいます。

二煎目は、お湯を注いでから約10秒待ちます。温度は、一煎目よりもやや高い温度で抽出しましょう。